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『テニプリ』夢小説

第5章 氷帝☆跡部 景吾 編


伊藤『跡部先輩…今日も来ましたよ。』


跡部『みてぇだな。仕方ねぇ…見せつけてやるか。』



身の危険を感じたのか、逃げようとする真理亜を掴まえる。



跡部『どこへ行くつもりだ?』



真理亜の顎を掴み持ち上げた。



吐息がかかるくらいの至近距離。



伊藤『跡部先輩…。』



跡部『違うだろ?名前で呼べよ。』



伊藤『わ、私に死ねと…。』




跡部『大袈裟だな、真理亜は。俺が傍にいるだろうが。あ~ん?』



伊藤『んっ、な!?』



取り巻き連中の目の前で、熱い抱擁とキスをした。



悲鳴が上がったが、知ったこっちゃねぇ。



が、こいつは……取り巻きの女らとは、【違う】ことが立証されることが…。



跡部『あ~ん?今、何って言った?』


伊藤『だから、短期の留学に行くんです。』



一般的なら、俺から離れようとは…嫌、だからこそか。こういう奴だからこそ、惚れたのかもしれねぇ。



跡部『期間は?』



伊藤『ウィーンに半年です。知り合いの伝があって、来ないかと言われて…。』



跡部『そうか。真理亜自身が決めたのならやってみるといい。』



伊藤『あの…気にせずに他にいい人が出来たら…。』


跡部『バカか、俺はそんなに簡単に変わらねえよ。』


伊藤『そう…ですか。…ありがとう、ございます。』



跡部『待っててやるから、ちゃんと真理亜の思うようにやってこいよ。』


伊藤『はい。景吾さん。』


あいつは、俺の心を繋いだままウィーンへ旅立った。


忍足『ホンマ、良かったんか?簡単に行かせて。』


跡部『当たり前だろうが。』



忍足『へぇっ……いつの間にか、二人の間に信頼関係出来てるみたいやなぁ。けど、合同合宿は残念やな。』



約束だ、真理亜。必ず、俺の元に戻って来い。


待っててやるよ……だから、戻ったら一番に真理亜のピアノを俺に聴かせろよな。


好きだぜ、真理亜。



跡部 編 終わり
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