第4章 氷帝☆芥川 慈郎 編
数日後、俺は忍足に呼び出された。
他のメンバー等もいた。
裏庭には、何故か……あの女の子と、男子らがいた。
どうやら、この状況を理解していないようで騒いでいた。
が、始まったんだ……。
あの子を非難する呼び方から始まり……あの子を責める言葉。
そして……あの子の存在を否定する言葉まで。
あれ?今……俺の横をすり抜けて誰かが……?
現れたのは……あの子の担任だと、忍足から聞かされた。
呼び出したのは、忍足が頼んだ2年のマネージャー二人。
目の前で、強い口調で叱られている男子。そして……今後、男子らの面倒をみなくていいとお墨付きがでた。
向日『なぁ……侑士。何で、ジローのことを……。』
教室に戻る途中で、岳人が忍足に聞いていた。
忍足『あいつら……俺の姫さんにちょっかい出してんのや。目障りやろ?』
全員『……善意の行動ではなかった??』
忍足『まぁ、懲りんかったら直々にやろうかと思うていたところや。丁度、良かった。』
全員『……絶対、敵には回さないようにしよう!!』
芥川『なぁ……あの子、大丈夫かな?』
忍足『勿論や。』
芥川『どうして?』
忍足『俺の姫さんと仲がええんや。何か、編入してから、親切にしてくれてるみたいやしな。それに、姫さんの信者みたいやし。』
全員『信者っ!??』
忍足『兎に角、心配はない。姫さんから、あの子のことは聞いていたしな。』
全員『あの時の台詞、忍足の彼女発信か?』
忍足『大事な姫さんの憂いは、彼氏として晴らさんとなぁ?』ニヤリ……
全員『(怖っ!?)』
翌日の放課後……忍足の彼女と木藤さんが訪ねてきた。