• テキストサイズ

『テニプリ』夢小説

第3章 立海☆真田 弦一郎 編


しかし、これはどういうことだ。


あれから3日間、足しげく通ったのにも関わらず……佐藤の姿が見当たらない。


まさかっ!!!



体調が悪いのか?←またしても思い込み




保健室を訪ねたが、佐藤の姿は無かった。




フム……では、どういうことだ?




真田『あっ!そうか……。佐藤は俺に受けた仕打ちに憤慨して……俺を避けているんだな。俺はそんなにも……。』



自分で自分を殴りたい気分だ。




予鈴が鳴り、失意のなか教室に戻る。



しかし、俺は気付いてなかった。



俺が佐藤を訪ねた行為が、佐藤の精神を蝕んでいたとは……。




あれから数日……同じ結果となった。




授業中、フト、何気に外に視線を向けた。何処かのクラスの女子が短距離走を行っていた。



その片隅で、見学をしている佐藤の姿を見付けた。



体調が……悪いのか?




しかし、学校に来ていることだけは確認出来た。




授業が終わると、柳が訪ねてきた。




柳『弦一郎。佐藤のことだが……。』



蓮二から、真実が聞かされた。




あの時、佐藤が罵声を浴びせたことに腹をたてた俺が佐藤に文句を言うために佐藤を訪ねていることになっていたらしいと……。




あんなことくらいで腹をたてたりなどしない。だが……このままでは、話すことなど出来ないままだ。



詫びたいのは俺の方なのに……。



週末の放課後。




俺は、柳と仁王から中庭に行くように言われた。足を運ぶと……安藤に榊、そして背後には佐藤がいた。



何処と無く、うち震えているかのようだ。やはり、体調が悪いのか?




安藤『ワザワザすみません。佐藤さんにお願いされて、立ち合うように言われたんです。』



真田『立ち合う?』



安藤『理由は蓮二さんから聞いてますよね?』



真田『ああ……。だから俺は……。』



佐藤『真田先輩……今まですみませんでした。』


体が二つ折りになるくらい頭を下げている佐藤。



真田『謝るのは俺の方だ。すまなかった、佐藤。それと……体調の方はどうだ?大事ないのか?』



佐藤『はい、何とか……。』

/ 112ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp