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『テニプリ』夢小説

第3章 立海☆真田 弦一郎 編


佐藤『本当に……すみませんでした。』


さっきは礼を言い、今度は詫びている。


何に対して詫びているんだ?



真田『そんなに気にしなくていい。何を気にしているんだ?』




佐藤『えっ?あ……そ、それは……その…………たかったから。』


???


真田『どう意味かハッキリ言わんか!』


いつものように、強い口調で尋ねると……佐藤は、真っ赤な顔をしてこう叫んだんだ。




佐藤『た、体重が重いからです!!こんなことを言わされるなんて……真田先輩のイジワル!!!』


真田『嫌、イジ…………って。』



弁解をしようとしたが、佐藤は逃げるように居なくなった。



柳『弦一郎。今のは、お前が悪い。』



真田『蓮二か。何がいけないんだ?』



柳『女子に体重の話しは鬼門だぞ。それを、こんな往来で言わさせたんだ。尚更だ。』



真田『そう……なのか。しかし、あいつは軽すぎるほどだったぞ?』



柳『軽いからいいと言う問題でもない。さっきの女子、(心が)壊れてしまうかもしれないな。』



俺は蓮二の言葉に思案した。




真田『そうか……。女子と言うものは、いとも簡単に(体が)壊れるものなのか。確かに、俺達男とは作りが違う。古来より、女子どもは男が守るものと言われている。』



柳『嫌、それは……(間違いなく、【心が】ではなく【体が】だと勘違いしているようだ。)』



真田『蓮二、俺は佐藤に詫びた方がいいのか?』



柳『ん?悪い、弦一郎。葉月が来ているようだ。』



振り返ると、蓮二の彼女の安藤 葉月がいた。



安藤『すみません、お話中なのに気を使わせてしまいましたね。ですが、少しだけよろしいですか?』




柳『あぁ。弦一郎、今の話しは部活が終わってからにしてくれ。』


真田『分かった。』



俺は、荷物を手にして部室へと向かった。




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