第2章 立海☆丸井 ブン太 編
俺は、榊からイジメをしている集団の奴らを教えて貰った。
仁王には、【関わるな】って言われたけどそんなの出来るわけないじゃん。
見て見ぬふりなんて、おかしいだろ!!
その日の帰り、いつもの公園口に差し掛かった時……双子と双子の母親がいた。
あいつは?
それに……何か泣いてねぇ?あの双子。
丸井『すいません。今日は、澤村は来ていないんですか?』
母親『千鳥ちゃんの知り合い?あ、ひょっとして……丸井さん?』
いきなり、俺の名前を言われて驚いた。
丸井『そうです。』
母親『最近、千鳥ちゃん元気がないの。何かあったのかと思って……。』
双子『千鳥ちゃん、おいたされてたの。』
丸井『えっ、どんな奴らに?』
双子『千鳥ちゃんと同じお服を着ていたの。お兄ちゃん、千鳥ちゃんを助けて?』
丸井『……分かった。俺が必ず助ける。だから、安心して澤……千鳥を待ってろよ!』
双子は、元気な声で返事をした。
丸井『いい返事だ!じゃ、またな。』
俺は、決めた。
知らないなら知ればいい。
弱いものイジメなんか、俺がぶっ壊してやる!!
待ってろよ!千鳥!!
翌日から俺は、あいつにワザと近付いた。
あいつのことを知るために……。
ま、それが原因で……こうやって、定番の呼び出しに割って入っている最中で……。
声をかけても、あいつは全然楽しそうじゃなくて……ただ、いつも申し訳なさそうな顔をしてんだよな。
何で、お前がそんな顔をする必要があるんだよ。
って、今はそんなことを言っている場合じゃねぇよな。
俺は、知りたいって思ってる。だから、誰にも邪魔なんかさせねぇ。
俺がイジメから守ってやる!!
だから、そんな申し訳なさそうな顔なんかするなよな。