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『テニプリ』夢小説

第2章 立海☆丸井 ブン太 編


ツイテない……。

今日に限って、ガムが完売なんて……。




俺の好きな青リンゴ味……。



お菓子は買ったものの、何か物足りない。


習慣とは怖いもので……無いと、物凄く心許ない。


ハァッ……何か、イライラする。


って、何に怒ってんだ?



ジャッカルは逃げて俺に近寄らないし……。



クラスメイトでもある、仁王は……彼女から差し入れを…………いいなぁ、差し入れ。


彼女は、有名な妖精だっけ?あの仁王が、端から見ても、大事にしてんのが分かる。


彼女とか出来たら……差し入れを……。


ま、今でもこんな風にファンから貰ってんだけど……やっぱり、彼女となると違うものなのか?


丸井『なっ!何だよ……苦いじゃねぇか。』


こっちは固いし……。ハァッ……やっぱり、今日はツイテない。


仕方無い、外に出て気分転換だ。


ん?声をかけられて、俺は振り返った。


丸井『何?』


あ、手に持ってるのっ!!


ファンの奴らを掻き分け、付き添い?の奴が口に入れようとしていたのを……阻止した。


?『えっ?』


丸井『あ、悪ィ……。つい……。』


?『た、食べます?』


おずおずと差し出して来たのは口に入れようとしていた方ではなく……束のガム!



丸井『えっ、いいの?』




?『これ、貰い物で……いつもはあまり食べないから……。』



丸井『サンキュー♪』


あ、そうそう。こう言うときは……。


ファンの奴らからも、笑顔で差し入れを貰っておく。



仁王に聞いたんだけど、そうしないとガムをくれた奴が嫌な思いをさせられるからって……。


イマイチ、意味は分からなかったけど……これでいいんだよな?

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