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赤「アイシテル…」貴女「助けて…!」黒「必ずボクが助けます」

第3章 もう一度…


桃井side
数週間後…
調べていると少しずつ小さな手掛かりが掴めてきた。
一つは誰かが赤司君の家の中にずっといる事。
もう一つは赤司君は家に送ったというけど恐らくそれは嘘。

防犯カメラの一つ映ってないなんてありえないもの。
でも赤司君なら計算して映らないように死角に入ることが出来るかもしれないけれど…
私はその話をテツ君にした。

黒「そうでしたか…やはり…」
桃「分かってたの?」
「なんとなくですよ」と言って笑って見せた。
それと同時にどこか決意をしたような目にも私には見えた。

黒「今日はもう帰りましょう。送っていきます」
桃「ありがと」

私達はいつも通り色々話しながら帰って行った。それと途中でテツ君がアイス奢ってくれたっ!

黒「桃井さん」
桃「なぁに?」
黒「いつも、ありがとうございます」
桃「へ??なっなになにいきなり」
「なんとなく言いたくなったんです」と笑った。

桃「送ってくれてありがと、じゃあねっ!」
黒「はい」

家に入り自分の部屋に行く。
すると…
ポロ…

桃「あれ?どうして?涙が出るの?」
そのあと私はどうしてか涙が止まらなかった。

黒子side
桃井さんから聞いた情報を元にボクはあることを考えていた。もう大体は予想がついている。
行くしかない貴女に会いに行きます。
さん。

貴方side
今勉強中…
征が先生。
流石成績優秀教え方も人一倍分かりやすい。

赤「せーかい。よく出来たね」
チュッ
貴方「ん…」
難しい問題を解けたらフレンチキス。これがいつもの私の勉強。
疲れたなー

赤「今日はこれでお終いにしよう。」
貴女「うん」
赤「おやすみ」
貴女「おやすみなさい」

寝る前に勉強する。
それが日課一応勉強のほうは問題ないと思うんだけど出席日数とか色々大丈夫かな…。

そんな心配をしつつ布団に入り目を瞑った。
もう慣れたこの生活。
鎖をつけたまま寝る、それからお風呂に入ってから勉強をする。
そこそこ普通の生活をしているように見えるがしていない。
外に出れない。
束縛された生活…

でも夢の中だけは心地よかった。

**********

?「…さん」
なぁに誰?
征か

貴女「征おはよ」
重い瞼を開け、抱き締めた。
これもいつものこと

?「なっ何やってるんですかっ!」
え?誰?よく見てみるとそこにいたのは…

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