赤「アイシテル…」貴女「助けて…!」黒「必ずボクが助けます」
第3章 もう一度…
黒子side
黒「今何してるんですか?」
桃「探してるの、あの日赤司君と別れてからのの行方をね。でもおかしい。」
黒「おかしいとは?」
桃「通った道の防犯カメラに一つも二人が映ってないの」
とても不思議そうな顔をしている。
黒「何かボクに出来る事はありますか?」
桃「ごめん。今のところはないかな…」
黒「必要になったら言って下さい。ボクもを早く見つけたいですから。
その日を境にボク達は必死に探した。これという手掛かりは一つも出てこなかった。
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貴女side
あれから何日が経っただろう。
体には傷痕が沢山ある。
殴られたものやその他諸々
辛いでもこれが彼なりの愛し方なんだと思う。
逃げ出したい。
家に帰りたいそう思う。
でもねどうしてか征を嫌いになれない。こんなにボロボロにされた相手をどうしてか嫌いになれないの。おかしいよね。
私はまだ、貴方のことが好きです。
ガチャ
玄関のほうから音がした。
帰ってきたんだ。私は部屋で大人しくしてる。
そして…
ガチャ
赤「ただいま」
と言って私を抱き締める。私も「おかえり」と言って抱き締め返す。
こうしないとまた暴力を振るわれる。分かってるからこうする。
…帰りたいな。
あの日鎖をつけられた後無理やり性行為をした。
初めての私にはとても痛かった。
どうやら征も初めてらしかった。
人間の体って最悪。嫌でも弱いところを触られたら感じてしまうのだから。
ただしているときもずっと、こんなの嫌帰りたい帰りたいそう心の中で繰り返していた。
でも許してくれなかった。
何回か「帰りたい」と征に言ったことがある。
言うと暴力を振られた。
痛かった。
性行為もあれから何回もしてる。
でも奇跡的に妊娠はしてない。
あれからよく考えてみた。
どうして征はこんなことを繰り返すんだろってそれでわたしはこう思った。
征は寂しいんだって、一人は嫌なんだって。
ねぇ征
貴方は一人じゃないよ。
みんながいるじゃないそれでもダメなの?
私疲れたんだ。
生きることが最近辛くなってきて自殺も考えるようになった。
でも私本当は生きたいんだよでも、自由じゃないなら…
死んだほうがマシだよ。
あぁ今日も暴力を受けたり、性行為をするのかな…