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赤「アイシテル…」貴女「助けて…!」黒「必ずボクが助けます」

第6章 バスケ部


相田side
黒子君の妹さんハッキリ言うと黒子君に似てない。まさか本当の兄妹じゃないとか…
まあ深入りはするつもりはないけれど…
一体何に怯えて震えてるの?

相「ちゃん…」
震えてるちゃんを包みこむように優しく抱きしめた。凄く小柄で痩せているちゃん。

どうしてこんなに痩せてるの?

私はちゃんの能力値をみた。
「!」
女子の平均に届いてない逆に凄く劣りすぎている。
ちゃんならこの筋力、能力値なはず…
どんな食生活をすればこんな風な能力値になるのかしら…
******
時間が経つと震えも止まってきたちゃん。
どんな事情があるのかは分からないけれど大丈夫、大丈夫よ。ちゃん怯えないで私達がいるから…ね?

相「大丈夫よちゃん。私達がいるから
怯えることはなんにもないのよ。ね?」
貴女「はい…」
でもその声はほそぼそとしていて、まだ怯えていることが分かった。
よっぽどなことがない限りここまで怯えはしない。
それにどうして火神君を…

貴女「私、何かお手伝い出来ることありますか?」
相「いいのよ。大丈夫ゆっくりしてて」
私がそういうとベンチに座り選手の練習風景を真剣な表情で見ていた。
相「ちゃんはバスケが好きなの?」
ちゃんは少し答えるのをためらったが、「はい」と小さな声で応えた。

相「そう。流石黒子君の妹さんね」
貴女「テツヤは昔からとても優しかったんです。私が困ってたら助けてくれたり今でもです。」
相「いいお兄ちゃんね」
貴女「…はい」

貴女side
私の本当のお兄ちゃんじゃないそもそも私には兄妹がいない。私とテツヤは養子の兄妹、テツヤとの思い出は中学生からしかない。テツヤはとても優しくてどんな時も一緒に居てくれた。
そう、“彼”と喧嘩した時にも相談に乗ってくれた。
でも今テツヤとは兄妹関係なんか変な感じだよね。お義父さん達も凄く良くしてくれるまるで本当の娘みたいに…

テツヤいつもありがと
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