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赤「アイシテル…」貴女「助けて…!」黒「必ずボクが助けます」

第4章 やっと…


貴女side
卒業式が終わり、私は進学し征と同じ洛山高校に通うことになった。
私は征の次に頭がいいらしい嬉しいことだ。

そして嬉しいことに少しだけ、少しだけ私達の日常は変わっていた。前のようにいつも一緒に学校に通い、バスケの練習を見て、そんな生活が続いていた。

今度こそ幸せになろう。
そう誓う。

“絶対に助けにいきます”

あの時のテツの言葉、もう意味がなくなったのかもしれない。でも幸せな毎日だったけど、あのときを思い出すたびに怖くなりまたおんなじようなことが起きるんじゃないかそう思う私がいた。

?「……」

目つきが変わっていく征、あの時と一緒だ。
征があの時に戻りかけてる。
今度こそ幸せになろうそう誓ったのに…

私まで狂ってしまいそう…

*******

赤「僕だけ見てればいい」
ある日突然征の口から出た言葉。
あぁもう終わりか…

ガチャ

鎖、性行為、暴力また始まった。
私、今度こそ死ぬんじゃ…

赤「じゃあ僕は学校に行くね。大人しくしてるんだよ」
貴女「はい」

…数時間後

暇だからテレビを見ていた。
ボーッと…

こんな生活を繰り返す。





赤「ただいま」
貴女「おかえりなさい」
チュッ
頬に一つ落とす。

赤「僕はシャワーを浴びてくる」
貴女「はい」
征はシャワーを浴びた後、征は私の隣に座りテレビをつけた。見ているのはいつものニュース番組。

そこにはお父さんとお母さんが写っていた…。
貴女「どうして…」

アナウンサー『◯◯銀行に犯人が立てこもり人質になっていたさんご夫婦が犯人に射殺されました。』

貴女「おとう…さん…おかあ…さん…。
嘘…嘘…いやぁぁぁぁあああ!!!!」
なに…なんなの?
訳分かんないどうして…

…始まったまた始まった。
知らない間に歯車が回り出していた。
止められるのだろうか。


私には…わからない…

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