第2章 Woman of the expectation
「え?リヴァイもしかして、名前も聞かずに彼女を探してたの⁈」
「あぁ、そういや名前聞くの忘れてたな」
リヴァイがあまりにも表情を変えずに言うものだから、ハンジはおかしくてしょうがない。
「あはははははははっ‼︎‼︎ひぃっ‼︎あははは‼︎」
「おい、笑すぎだクソメガネ.......」
なんておかしい兵士長様だろう、
自分が探している子の名前も知らずに先頭を歩いていたかと思うと、笑いが込み上げてくる。
「ごめんごめん‼︎ほんとリヴァイは面白いね、」
「御託はいい、結局誰なんだそいつは」
いい加減苛立ってきたのかリヴァイの機嫌がよろしくない。
やっと笑いがおさまったハンジは、食堂の扉を開けた
「・。今日から君の班に配属される女の子だよ」
ハンジが指差したのは
窓際に座って友人と喋る女
兵士とは思えない綺麗な顔立ち、体格
本当にあいつなのか?