第2章 Woman of the expectation
「本当にあいつなのか?」
ハンジに不信感でいっぱいの目を向ける
ハンジの事だ、きっと人違いなのだろうと思っていたが
「彼女に間違いないよ‼︎」
いきいきとした顔で言われてしまっては、もう疑うこともできない。
「あの子はね、君と同じなんだよリヴァイ」
「俺と同じ?」
想像もしていなかった言葉
ふと見上げたハンジの顔が一瞬だけ悲しみに揺れたように見えた、
しかし次の瞬間にはいつもの笑顔に戻る。
「そのうち分かるよ」
「なぜだ、」
「君はそのうち必ず彼女を必要とするから.....」
にこりと笑顔で自分を見てくるハンジから目を外し、リヴァイはもう一度を見る
あの女兵士にエルヴィンもハンジも、一体何を期待しているというのか、
「・か......」
の名前を呟き
リヴァイとハンジは食堂を後にした。