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進学校の落ちこぼれ女子

第1章 シンプル


それから放課後、山本くんが生徒会の用事がない時は図書室で一緒に勉強した。

生徒会がある時は、私は一人で図書室で勉強しながら山本くんを待って一緒に駅まで帰った。

教室にいる山本くんはあまり友達とかと話さず、一人で本を読んでいたりするけど、私と二人でいるときは意外によくしゃべった。

駅までの道をいろいろ話しながら帰るのが私はすごく楽しみになった。

山本くんがアイドル好きだというのも知った。

コンビニとかパン屋さんに寄り道して買い食いしたりもした。

私は放課後だけでも話し相手が出来て気が楽になった気がする。

勉強は出来るようになったかどうかわからないけど…。

でもそれだけじゃなくて…。

なんか山本くんと一緒にいるだけで楽しくて…駅で別れるときはいつもちょっと寂しくて…。

これって…。
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