第8章 わたしの唇
「はぁ…はぁ…気持ちい…山本くん…」
「気持ちいい? 可愛いねさやかちゃん…」
日曜日、私は部屋で今日も山本くんとデートしてる。
「ねぇ山本くんは脱がないの?」
「え…脱いじゃったら…ガマン出来なくなるかも…」
山本くんがちょっと笑いながら言う。
ガマンしなくてもいいのに…と思ったりする。
「口でしてあげよっか…」
私は思い切って提案してみる。
「え……?」
山本くんがガバッと顔を上げる。
私は彼のジーンズのファスナーの辺りを手で探る。
「ここ……口で……」
「あ……え……?
あ……だ…だ…ダメ! そんなこと……ダメッ!」
ちょっとあわてて彼が言う。
「でも…山本くんはしてくれるよ?」
「俺はいいの! したいから! さやかちゃんは…そんなことしなくていいんだよ…。さやかちゃんの可愛い唇は…俺とキスするためにあるんだから…」
彼が私の唇に吸い付く。激しく…舌で私の口の中を撫でまわす。
あん気持ちいい…
でも…
わたしもしてみたいんだけどな…
彼の指が私の下の割れ目を探る。
すごく濡れてるから彼の指がなめらかにそこをすべる。
彼の指がスッ…とそこに入っていく。
「あっ…あん…」
私の口から気持ちいい声が漏れる。
彼がそんな私の顔を眺めながら言う。
「俺…期末でまた一番取ったら…ここに入れていい? sex…したい…」
私は彼の顔を見てちょっと微笑む。そして答える。
「いいよ」
私の答えを聞いて彼は嬉しそうに笑う。
「やった! 俺、頑張るね」
そう言って、彼は私にチュッとキスする。
ホントは…わたしは…今すぐしたい。
でも私が彼のモチベになれるなら嬉しい。
山本くんはホントに勉強が好きなんだなぁ。