第8章 わたしの唇

「ここに…俺の…はぁ…はぁはぁ…」

彼の指が私の中をじっくり探るように動く。

「熱い…さやかちゃんの中…柔らかくて…ぎゅっとなってて…」

彼の指の動きに合わせて私の中がぎゅっと動く気がする。

「…痛くない？」

彼が優しい声で私に聞く。

「痛くない…。すごく…気持ちいい…」

私は正直に言う。

「よかった。俺の…入れたときに痛くないように慣らしておかないと」

「ん…うん…」

やっぱり…あれ入れたら…痛いのかな…？

でも入れて欲しい…

期末が終わってからかぁ…

彼の指が私の中のプニプニしたとこをプニプニ押す。

「んあっ…あん…あん…それ…気持ちいい…」

「ここ…気持ちいいんだ…」

プニプニされると私の身体はそれに合わせて反応する。

腰がいやらしく動く。

私は彼の腕をぎゅっとつかんでその快感に耐える。

「あん気持ちい…気持ちいいよぅ…そんなに…そんなにしないでぇ…」

「だめだよ…。ちゃんと確かめておかないと…どこがいいのか」

「あっ…ああん…あんっ…あん…」

「指…もう一本入れてみる…。痛かったら言ってね」

「うん…」

彼がいったん指を抜いて、ゆっくりまた入れてくる。

2本入れるの…？ どうなるのかな…？

ぎゅうっと何かが入ってくる感覚がする。

「んっ……」

思わず息が止まる。

「痛い？ さやかちゃん」

「んっ…痛くないけどっ……息が……できない……」

「大丈夫だよ。はぁはぁってして…」

「はぁはぁ…」

はぁ…彼の指を…わたしの…中が…

ぎゅっ……って……

「はぁ…祐樹…」

「ん…？」

「好き…」

「俺も…」