第1章 彼女と僕
ーーー仕事がない時はたまに私が食事を作る
料理は特別うまくはなく、特別下手なわけでもない。人並みに作れる程度
一応、食事バランスだって考えて作っている
漫画家の仕事をしている身だ。
徹夜することだってある。体調を崩してしまっては仕事や私生活にも支障が出てしまう。
だから食事だけでもしっかりバランス良く取るようには常に考えている。
そんな私とは打って変わって、燈という男は料理が特別上手い。三つ星レストラン並みにと言っても過言ではない。料理も家事もルックスも一つを除いて(女好きだという点)完璧だ。
モテないわけがない。世の女性はほっとかないだろう