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うちはに転生しました。

第5章 フクロウと主様と名前。


次の日。





「はあ・・・」


一人、溜息をついた。




(実は、まだ決まってないんだよなあ・・・)





あのカミサマの名前がまだ決まらないのだ。

昨日は、「一日だけ待って」とか偉そうなこと言ったのに。





(ホント、どうしたものか・・・・)





悶々と窓を開けて空を眺めていると、ネネがいきなり入ってきた。







「うわっ。急に・・・びっくりした」

『ごめんなあ。驚かせてしもたわ。いや、窓開いてるから入っちゃおうみたいな』

「あ、そう・・・」





ネネは相変わらずのおしゃべりが止まらない。

ケラケラ笑うネネに何も言う気がせず、ただ頭を撫でる。






『ほお・・・・・あー、そこそこ、超いい感じ。アンタ上手いな』




(オッサンみたい・・・)




何とも失礼なことを思いながらも、そこでふと気づく。







「ねえ、あの・・・」

『主様のことか?――――あんな、』




そこで急に声のトーンを抑えると、私にゴニョゴニョとこう言った。




『あんな、主様は外におる。窓の下覗いてみ?』



あ、せっかくやからバレんようにな?



ネネはそう言うと、バサバサと羽を動かしてテーブルの上に乗った。







(窓の下?)





そっと窓の下を覗くと、こちらに背を向け何やら加えているネコの姿があった。






「・・・入らないの?」

『わっ・・・』



「よっ」とつま先に力を入れ、カミサマであろうネコを抱き、家に入れる。






「おはよう。それ何?」





カミサマの加えているソレを見て、思わず言う。

カミサマは花を加えていた。




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