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うちはに転生しました。

第4章 弱いものいじめ。














「・・・・・・・・いっ・・・・・」



目を開けると、体中のあちこちが痛かった。

ふと、辺りを見回してみると、見たことのないところだった。






(・・・どこだろう。まさか、アイツの・・・・?)





ゴクリ、と生唾を飲む。



そこで、手に違和感があることに気付いた。







(・・・ん?)







ふと自分の右手側に視線をやると、そこにはイタチが寝ていた。






「・・・あ・・・・」



(・・・イタチ兄さん)







そして違和感の正体を確かめるために手を見ると、自分でもびっくりするほど、




(・・・包帯だらけ・・・)






自分の手には包帯がぐるぐる巻きにしてあった。



そしてそれは手だけではないことに気づく。









(・・・全身かよ・・・・)







まるで、ミイラみたい。








少し体を動かし、上半身を起こす。

寝ているイタチを起こすのは悪いので、そーっと動く。






(・・・ここにイタチ兄さんがいるのなら、もう大丈夫なのかな)






すると、イタチが目を開けた。









「ハル・・・」

「・・・イタチ兄さん、」

「良かったっ・・・!!」






イタチは私を抱きしめ、心の底から安堵したような、そんな声色でそう言った。







「いたっ・・・」

「あ、ああ、ごめんな。すぐ小南を呼んでくる。待ってろ」






そう言い残すと、イタチは部屋を出て行った。




(・・・コナン・・・?)



コナンって聞いたことある。



(名探偵・・・じゃない、コナンってあの小南・・・?)






悶々と考えているときに、ガチャリという音がしてドアが開いた。












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