• テキストサイズ

うちはに転生しました。

第23章 休息と隠し事











「みんなが集まってるなんて・・・どうしたの」

「お前たち・・・そんなに仲良かったのか」


小南とペインだった。

だが、次の瞬間には二人の顔は怪訝なものに変わった。


「ちょっと・・・何これ?」


そう言ってしゃがんだ小南の足元には、クナイが刺さっていた。


「それに・・・これ、血?」

「あ、小南姉さん、それ角都の血だぜ!」

「角都の・・・?」

「おい、バカ飛段。余計なことを言うんじゃない。・・・おい、違う。封印のために必要だっただけだ」

「封印?」

「くそリーダー!旦那がトイレ壊したぞ、うん!」

「あっ、テメェ!つーか、壊したのはオレだけど、もともとハルが閉じ籠もったせいじゃねーか!」


さらに険しい顔になる二人。

ペインはトイレに事実確認に行ったようで、すぐに無表情で戻ってきた。


「・・・どういうことか、説明してもらおうか」

「ほらもう・・・めんどくせーだろーがよ・・・」










「―――だーかーらー・・・!確かにオレが壊した!壊したけど!もとはアイツが・・・!」

「そうだ。オレはアイツの封印のためにしただけだ。無駄な作業ではない。さっきから何度も言っているだろう」


サソリと角都は、無表情の二人に弁解をしていた。


「アイツって・・・ハルのことか?」

「そうだ」

「それで、肝心のハルはどこにいる?」


今まで黙っていたイタチが口を開いた。


「アイツは今、部屋で寝ている」

「寝ている?・・・随分と早いのね」


現在の時刻、午後八時。

確かに、寝るにはまだ早い。


「つーかよ、見たほうが早くね?」

「見るって・・・さっきから“封印”だの“閉じこもった”だの意味分からないわ」

「まあ、とりあえずイタチの部屋行こうぜ!話はそっからだ・・・うん!」




/ 755ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp