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うちはに転生しました。

第17章 波の国の悲しさ。
















「――――えっ?」

『えっ』

『あっ?』


もう一度いきます。


「――――・・・え?」


顔を上げるとニコニコした男。

だがしかし、ただの男じゃない。


「よっ、何してるの?」


(あ、コイツ笑ってねえ・・・)


ニコニコしている男とは反対に、冷や汗ダラダラ、サーッと血の気が引いていく私。

ネネが不思議そうに私を振り返る中、スイレンが理解したように私を見て苦笑いをした。


「ねえ、キミさ」

「・・・ハイ」

「何でここにいるの?ちょーっとオレに詳しく教えてほしいんだけどなあ」

「・・・・・・」


目の前にいるのは、

みなさんご存じ、――――はたけカカシ。


(バレてた・・・)


「・・・気付いて・・・?」

「うん。もうバッチリ。しかもキミ隠す気なかったでしょ」

「いや、そんなわけじゃ、」

「うん、まあそんなことはどうでもいいんだよね。問題は何でキミがここにいるかなんだよ」

「・・・スミマセン」


“キミも見たでしょ?”


カカシの目がそう言っているように思えた。

それはきっとさっきの闘いのことだろうか。

少しの間、沈黙が辺りを包んだ。


「・・・」


すると、その沈黙を破るように元気な声が私の耳に届いた。


「ああーーー!!お前、なんでここにいるんだってばよ!?」


カカシの後ろにドアを開けたまま固まっているナルト。


「おい、どけよナルト。つまってんだろーが―――あ?」


ナルトを突き飛ばし、サスケの姿が見える。


「ちょっ、サスケくん?どうしたの―――あれっ」


その後ろに覗き込むようにしているサクラと目が合った。


「お前たち・・・ハア・・・」


カカシはため息。

私は意味も無く顔を隠す。


「いや・・・もう分かってるってばよ・・・クロだろ」

「やっぱりバレたか」

「バレバレだってばよ」
















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