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うちはに転生しました。

第7章 帰ってきました。

























「・・・・・ん」










パチリ、と目を覚ますと辺りは明るかった。




(朝・・・?)





身体を起こすと、寝る前よりは身体も頭も随分楽になっていて、首を回すとコキ、と音が鳴った。




「・・・おい、起きたのか。飯出来てるから食え」




ふと、そんな声が聞こえて顔をそちらに向ける。






「・・・あ?まだ熱あんのか?」

「あ・・・」







ノソリとベッドから降りてサスケの方に向かう。









(・・・・・・夢、じゃない)










「・・・うん」










夢じゃないことに安堵するも、同時に、会ってしまって良かったのかと不安になってくる。









ボーッと立っていると、元気な声が聞こえた。













『あーっ!ハ――・・・良かった目が覚めたんだね!』










勢い余って私の名前を呼ぼうとしたスイレンは、どうにか留まって回避した。

そのことにホッとした私だが、次の一言で固まった。







「―――・・・なあ、お前、名前は?」



「・・・・・・・・・」










やばい。

ヤバイぞこれは。



(ここで名前を言うわけにはいかない、よね)



「・・・・えっと・・・」

「あ?」

「・・・・そ、その事情があって、」

「・・・」






しーーん。

口ごもり、気まずい空気が流れる。








「・・・じゃあ、クロ。クロってよんで」

「じゃあ・・・?」

「クロでいいです」






初めにスイレンに提案した名前の反対バージョン。











「・・・まあ、いい。分かった。クロ?つったな。お前、風呂入ってこい。昨日入ってねえだろ」






(あ、分かっちゃうんだね)








「・・・どこ?」

「着いてこい。飯はその後だ」










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