第7章 帰ってきました。
「・・・・・・・・・・あ・・・」
「何だ。俺の顔に何かついてるか」
嘘だ。
こんなの嘘だ。
「ったく、さっきから思ってることダダ漏れなんだよ。熱出てボケてんのか知らねえけど、せいぜい俺にうつすなよ」
まさか、ここで会えるとは思ってなかった。
(・・・サスケ兄さん・・・)
「・・・会いたかった・・・」
夢か?これは。
いや、いっそのこと夢でも構わない。
夢でもいい。
(サスケ兄さん・・・)
ギュッと抱きつき、顔をお腹に埋めた。
「うわっ、離せ!!」
「んー・・・」
「ッチ、だからガキは・・・」
「・・・・・・・」
「・・・寝てんのかよ」