第1章 世界を越える
ゴロゴロピカ、どすーん!
私は、今までいたところの景色とは変わり、周りは美しい湖のほとりに座り込んでいた。
「…三国無双、世界? よかったね、呂布兄。」
そう言って振り返ると、そこに立っていたのは呂布ではなかった。
でも、とても見たことのある女性。
「呂布ではありませんが、あなたは呂将軍の妹ですか?」
「げ、月英さんんんんんーーーー!????」
「呂将軍の妹君がわたくしを知っているとは光栄ですわ」
そう、そこにいたのはまぎれもなく、諸葛孔明の妻月英だった。
「三国無双世界にこれた~!!…のはいいけど、私どうやって帰るの?」
私は茫然と座り込んでいると、下から
「ちょっとどいていただけますか?」
という声が。
下を見ると、なんとそこには稀代の名軍師・諸葛孔明。
どうやら私は諸葛孔明の上に不時着したようだ。
「あ、スミマセン」
そう言って立ち上がれば、二人は目を合わせてにやっと笑い、
「どうやら迷子のようですね」
「わたくしたちが呂将軍に会わせて差し上げますよ」
どう考えても怪しげな二人だったが、私には二人についていく以外に身の置き場はなかった。
atogaki
改めて書き始めました、無双夢。だいぶ忘れているので、前以上に内容が薄いですが・・・とりあえず本筋を書いたら修正かサイドストーリーなどを書いていきたいと思います…はい、すみません。