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いろは歌のタイトルが示唆する通り、本作の主題は「この世に不変なものなどない」という絶対性へのアンチテーゼであるように思われる。
夢主は、鬼となったことで命の不変性を獲得する。しかしその心と体は物語の進行とともに目紛しく変化する。序盤の時点では、夢主がこの世界に存在し続ける為に皆の背中を必死に追い縋る展開が予想された。だが実際に物語の推進力を持っているのは圧倒的に夢主の方であり、登場人物達は夢主を通して隠されていた自我を炙り出され、その度に心は成熟していく。とりわけメインの杏寿郎の精神的成長が著しく、“この杏寿郎”ならもしかして違う未来を選び取る事が出来てしまうのでは…と思わずにはいられない。
2021-11-05 00:04:51
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