この物語のケニーをひと言で言えば、「ピュアなおじさん」。
ケニーの心にある確固たるものは、ただ夢主の幸せを願うという純粋な愛情。信念を貫く彼の姿は原作のケニーをも彷彿とさせます。

エルヴィン落ち作品「芽吹いた恋は、淡紫色の関係から」のスピンオフなので、切なくて涙するシーンも次々押し寄せますが、それでも彼の行く先を見届けたくてページを捲る手は止まりません。

初めての恋を見つけた夢主のそばに、いつも寄り添うケニー。
人生経験を積み、酸いも甘いも熟知しているからこその切なくも彼らしい愛し方だと思います。
各章のカクテル言葉にも大きな意味があります。是非、ＫＡ様のケニーに酔ってみてください。

始まりは、淡い十代の初恋。
赤葦くんが恋をしたら、こんな風に女性を想うんだろうな…と、驚くほどに原作の赤葦くんとリンクします。

時を経て大人になった二人には様々な困難が待ち受けていますが、そのたびに深くなる絆と愛情に心を揺さぶられずにはいられません。
ときめき、切なさ、悔しさ、感動。もう、感情がフル回転です(´；ω；`)

丁寧な心理描写や溢れる情景が、物語の世界にグッとのめり込ませてくれること間違いなし。

赤葦くんの、ひたむきな愛。
夢主ちゃんの、一途な想い。
この二人がいとおしくて仕方ありません。

至高の赤葦くんがここにいます。
おちゃちゃ様の赤葦くんに、存分に愛されてみてください。

現在連載中の物語は、稲荷崎の宮兄弟がお相手。
夢主はなんと、双子のＷヒロインです。

四人それぞれが胸に抱く、一途な恋。
その交錯にハラハラドキドキ、時に堪らなく切ない気持ちにさせられます。
四人の視点で描かれた心理描写は繊細で、全員の恋が実を結びますように…！と願わずにはいられません。

宮兄弟の魅力をたっぷり味わえるので、侑サイド・治サイドと語られる視点が変わるたび、二人の間でユラユラ気持ちが揺らめいてしまいます。

稲荷崎の脇を固める "あのキャラたち" に会えるのも、ファンとしては嬉しい限り♡

「咲く恋、散る恋、芽吹く恋」

おすすめです！

ミケから「密かな交換条件」を持ち掛けられるところから物語は始まります。
一見強引なミケですが、胸の奥に潜むのは温かな愛情と一途な想い。

大きな体に渋い風貌のミケが、こんなに繊細に女性を想うのかと驚きます。
そしてそんなミケの気持ちを丁寧に汲み取り、自分の中のもうひとつの恋と向き合うヒロイン。

キャラもヒロインも、二人ともが魅力的なんです！


進撃には人気キャラクターが他にもいますが、ミケの魅力に初めて気づかされたのがこちらのお話です。
ミケの見方が変わると思います！
続編と合わせて、ぜひ読んでいただきたい作品です。