第8章 それぞれのかたち
-------------------------サラ
カーテンを少しめくってのぞいてみた
スゥ-------------フゥ
あ、静君・・・
カーテンを少しあけると
すやすやとベッドで足をつつみこむように
眠っている青木静だった。
「ふふ。安心したのかなあ。」
彩はすやすやと眠っている静をみると
惹かれるようにベッドの側までそっとよっていた。
「静くんってほんと綺麗な顔してる。」
彩はなぜが綺麗な寝顔に惹かれ、
ベッドの側にあった椅子に座り
静の顔にそっと触れた。
・・・・スゥ
顔に触れても起きる様子はなかった。
「・・・スゥ・・・ん・・・彩ちゃ・・・ん
・・ムニャ・・・・スゥ」
え?!
なんで・・・!
寝言か静に名前をふと呼ばれ
驚いたがなんだか可愛く思えた
彩は飽きずに寝顔をみていた。
かわいいな・・・
静くん
こうやってみると
純粋な子どもみたい