第1章 甘い夢のなかへ、ようこそ♪
ONEPIECE ユースタス・キャップテン・キッド
たった一人、少女が乗っていた。
小柄な女の子だが、これでも戦闘員。
真紀は今日もご機嫌だった。
「お頭ァ、もうすぐ、春島着くんだよねぇ?」
「おお、真紀。航海士がそう言ってたぞ、
後2、3時間だって」
キッドの方も機嫌がいいみたいだ。
「お頭は、酒場にすぐ行くの?
ついてっていーい?」
めっさ可愛く言う真紀。
これにはキッド頭もデレデレだな。
というか、その場にいる全員がでれてるし…
大丈夫か、こいつら。
ガロンガロン
「いらっしゃい、ラムしかないんだがいいですかい?」
そこは薄汚いという言葉がぴったりな酒場だった。
キッドたちが入った瞬間、一斉に、話し声が止む。
まあそれもいつものことで、すぐに元に戻った。
そこからは、飲んで飲んで飲んで、
問題が起きたのは
来てから一時間過ぎてからのことだった。
酒場に新しい客がやってきたあとだ。
「キッドのお頭が海賊王になったら、俺たちも、海賊王のクルーかぁ。
早くなりてぇなぁ。」
と、その話題がのぼったとき、
店の奥の方に入ってきていた客がニタニタ笑った。
その男が、口を開こうとしていたが
、叶わなかった。
銃声がしたからだ。男の頬には赤い筋ができている。
キッドではない、キラーでもない、真紀だ。
キッド海賊団のみんなが侮辱と気づいていた瞬間に、撃っていた。
「お前、死にたいか。死にたくなければさっさと失せろ。
キッドさんのことを、お前のようなクズが理解できるはずがない。
私が、収まっているうちに行け、早く!」
…キッドさん至上主義の少女なのだ。
それは、キッドをしたっている海賊団の皆も引いてしまうくらい。
「よくやった真紀」
キッドからそう言われて、冷酷な顔から、満面の笑みに変わる。
「お頭を馬鹿にするなんて、可哀想な奴だったので、
逃がしちゃいました。追いかけましょうか」
と聞き返す。恐怖以外の何者でもない。
貴方のためなら、命さえ
((((怖っ。…敵じゃなくてよかった。))))
(大丈夫か、あいつ。)←おかんキラー
(さすが、俺らの真紀だな)