第5章 Indian's prince
シ「つまり、3年間王室へ輸入品の無償奉仕を続けてきたウエストは、1週間後の品評会に出場するライバルを潰そうとあの事件を起こしたって訳だ。関係ない軍人なんかが襲われた例は、事件を英国に恨みを持つインド人の仕業に見せかけるためだな。多分アグニはミーナをダシにこの馬鹿げた計画の片棒を担がされているってコトだろう。自分の“神”のためにな」
ソ「え?」
坊っちゃんはセバスチャンから今回の事件現場に置かれていた紙を受け取り、ソーマ様に見せた
シ「現場に残された貼り紙には偽装以外にも大きな意味があったんだ。ここにな」
坊っちゃんが示した先にはあの舌を出したようなイラストが描かれている
…そういう意味でしたか…
シ「ランドル卿は英国を侮辱しているマークだと怒鳴り散らしていたが本当の意味は別にある。お前らが祈る“アレ”だろう?」
坊っちゃんが指し示した場所に置かれていたいたのは…