第7章 Secret Circus
「わかってるだろ伯爵…小生に“アレ”をおくれよ…『極上の笑い』をさァ~~そ~~したらなんでも教えてあげるヨ~」
アンダーテイカーの望みはやはり笑いだった
だからといってこの趣味に応えられる技量は私にはありませんが…
「…セバスチャン」
坊っちゃんは引きぎみでセバスチャンの名前を呼んだ
「……では」
「あれぇ?今回も彼に頼っちゃうのかい~?ぐふふっ伯爵は執事君がいないと何も出来ない子なのかなぁ~?」
そんなこと言ったら…
「小生は面白ければ誰でもいいけどね。あ、それともネイラを貸してくれるのかい?」
あ…坊っちゃんの機嫌が…どんどん悪く…
「僕がやる」
「やられるんですか?」
「お前達は出て行け…絶っっっっっっ対に中を覗くな。命令だ」
「「…イエス・マイロード」」
こうして、私とセバスチャンは追い出されてしまった
「坊っちゃんは大丈夫でしょうか…?」
「坊っちゃんはやると言ったらやられる方ですよ。貴方も知っているでしょう?」
「そうですね」
それから数時間…一向に坊っちゃんからお呼びがかからない
「…いくらなんでも遅すぎませんか?」
「そうですね…」
「…プッ」
小さな笑い声?を聞きいたあと、ドアが開いた
中に入れば、ボロボロな坊っちゃんが…
いったいどこまでやったのか…