第6章 Indian's prince ~after story~
片付けをさっさと終わらせ、坊っちゃんのもとへ戻ると坊っちゃんの前でお二人が正座をして説教を受けているところだった
ア「申し訳ありません!!セバスチャン殿にも止められていたのですがどうしても…!!」
シ「僕の関わりのない所でならお前が自首しようがどうでもいいがな、僕を巻き込むんじゃない!とばっちりは沢山だ!」
ソ「そうだぞアグニ。俺の親友に迷惑をかけるな。自首するのを禁ずる!これは命令だ!」
ア「ジョー・アーギャー…」
ソ「さて、親友であるシエル直々に滞在許可も出たことだし寝るぞアグニ」
ア「はい」
…何故この方達は先程までのことを無かったようにほのぼのとなさっているのでしょうか…
シ「…わかった。僕の家に滞在することは許可してやる。ただし!!働かない奴は僕の家には置かないことにしてる」
ソ「働く?王子の俺が?」
シ「そうだ。そのかわり僕が給金を出してやる。つまりその金はお前が働いて得たお前の金ということだ。親から自立したいい男になるんだろう?」
ソ「それもそうだな!!俺は何をすればいいんだ?」
シ「そうだな…アグニと二人でロンドンに行き、タウンハウスを管理してもらおうか。“難しい仕事”だ。誰にでも頼めることじゃない。できるか?」
ソ「やるっ!!!任せておけ!!」
本当にソーマ様は扱いやす…素直な方で助かった
数日後
『見事に晴れて良かったですね坊っちゃん。絶好の“サーカス”日和じゃないですか』
そう私達は先日女王陛下から贈られたチケットでサーカスを観に行こうとしているのだ
そのため、外に待たせている馬車に荷物を注ぎ込んでいた
セ「今日からまたしばらく坊っちゃんと私達は仕事でロンドンに滞在します」
バ「坊っちゃん!お気をつけてくだせえ!」
フィ「行ってらっしゃ~い!」
メ「お早いお帰りを~」
シ「…お前達、僕が留守の間家を頼むぞ」
「「「イエスマイロード!!」」」
そして私達は馬車に乗り込みロンドンへと出発した