第17章 迎えに来たのは
慶次が起きる前に朝ごはんを作ってしまおうと、台所に立っただったが火がない事に気が付きとても絶望した。
「あー……ですよねー…」
そういえば消したような気がすると料理を終わらせたときの己を少し呪った。
自分だけでつけるとのは無理だと判断したは慶次を起こそうと決めた。
「…慶次、ごめん、料理したいんだけど…」
…と、声をかけるもとても気持ちよさそうに寝ている、全く起きる気配がなく、暫く体を揺さぶってみたがそれでも起きる様子がない。
仕方がなく野菜を収穫し、先に馬に餌をやろうと畑へ向かう。
「おわー…んー…昔の人はこうやって生活してたんだぁ」
いくつか野菜を収穫して馬がいるところへ行く。
すると馬はすでに起きていての訪問に嬉しそうに嘶いた。
「お、朝から元気だね」
首をぽんぽんと優しくなでてやるとそれにすり寄るように顔を動かした。
「君は可愛いねー、いやいや、お世辞なんかじゃないよ」
どうも一人でいると動物に話しかける癖があり、苦笑いしながらも馬に話しかけ続ける。
話していることがわかるのか目を合わせて時折相槌を打つように鳴いたり、とても愛らしいとにこにこしていると背後に気配を感じ、慶次かとおもって振り返るとそこには
「…あれ、なんでこんなところに?」
「どーも、お久しぶりってね」
佐助が真後ろに立っていた。
「……う、馬お好きなんデスカ」
「なんで片言。」