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Marchen Story

第2章 シンデレラのお話


気が付くと僕はまた真っ白な部屋にいた。



そっと頬に触れると濡れていた。



僕は今まで勘違いしていたのだ。


──シンデレラと言う人を。



考えれば考えるほど涙が溢れてくる。


僕は分厚い本の所へ行く。今まで白紙だったページが描かれていた。

当然、そこには僕の姿はなかった。



最後のページに描かれたシンデレラはとても綺麗な笑顔だった。

気取らず屈託のない笑顔だった。

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