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妖怪町.手伝い係

第4章 【妖怪町】旅館


覚...聞いたことあるような、ないような...。
ま、知れたしいっかと思って僕はご飯を取りに行った。



ご飯はいろんな定食があって僕はカツ丼にしてみた。今日は疲れたからガッツリ食べたかったのだ。
そのカツ丼と冷たい水をトレーに乗せて先程の机に向かった。

やはり、琥珀さんがいた。

「琥珀さん、ご飯食べたんですか?」

と聞くと、

「うん、さっきねぇ♪」

と答えた。僕は頂きますと言ってカツ丼に食らいついた。
カツ丼は予想以上に美味しくてふわふわの卵といい具合の出汁が合わさってて最高だ。加えてカツは外はサクサクだけど中は柔らかくてとてもジューシーだ。

うまいうまいと夢中になって食べてたら横からものすごく視線を感じたので見た。
すると、琥珀さんがじーっと見つめていたのだ。

「な、何か付いていますか?」

と聞くけど琥珀さんは首を横に振って

「ううん♪付いてないよぉ♡」

と言うだけだった。不思議に思いながらまた食べ始めてたらまた視線を、感じる。

やはり、琥珀さんが見ている。

「何かあるんですか?なんか気になるんですけど...」

と言うと琥珀さんはにこっと不気味に笑って

「なんかねぇ、リューキくんからね、とても良い匂いがしたから...」

何てことを言い出したのだ。

「へっ!?」

僕が戸惑っていると琥珀さんは僕の首を舐めた。
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