第3章 空座町
俺は黒崎みか。健全な空座第一高等学校の一年生だ。
「おねえちゃ~ん朝ごはんできたよ~」
『わかったー』
今俺は自分の部屋に居る。下で呼んでいたのは妹の遊子だ。
『…一護はもう起きたのか。』
一護というのは俺の兄だ。兄と言っても産まれた時間は二時間しか変わらなかったけど一護の方が二時間早く産まれたから兄だ…と言うことになっている。
と言っても一護と遊子、そして遊子の双子の妹の夏梨、そしてコイツらの親父の一心とは、直接血はつながって居ない。
俺は6歳のとき親父達が俺を一人残して失踪してしまったのだ。
それで幼なじみの一護の家に引き取られた。
そして、小さい時から俺と一護は相部屋だ。理由は…わからない。
遊「おねえちゃーん早くー」
『わかったー』
急いで階段を降りる。
護「おっ、遅かったなみか。」
『うん』
[おっはよーみかー]
『うるさい!』
今日も朝から通常運転のヒゲ…一心が飛び蹴りを入れてきた。
だから。今日も殴り返して野球の球みたいに飛ばした。
心「やるなぁみか、だが受け止めるではなく弾き返すとは何事だ!父さんは悲しいぞ!」
護「ほっとけ」
『うん』
護「じゃあ行くか。」
『うん…いってきます』
護「いってきます」