第6章 死神化
『遊子が危ない!』
護「くっそぉ!これさえ無ければぁぁ!」
ル「止めぬか!いくら霊力が強いといえ、生身の人間が破れるものでは…」
護「ぜってぇ助ける!うぉぉぉ」
といって、一護は鬼道を破って一階へおりていった
ル「私はあの阿呆を追う。貴様は大人しくしておれ」
といって、一護の後を追いかけ行った。
俺は死神の去ったあと、鬼道を解除しようと試みたら、案外あっさり解けた。
『さてどうするか…』
と言って立ち上がると
《ウオオォォォオ》
と言う声がして、一拍遅れて物凄い衝撃波が体を襲った。
『なんっ…』
その衝撃波の中で、ぼんやりと光景が浮かんできた。
『俺の記憶…?』
俺は前の家に居た頃、一護達の記憶はあるのに家族に関する記憶は曖昧で思い出そうとすると、酷い頭痛がしたので、諦めていた。
そして、目の前の光景を観ていると、頭の中の霧がかった所が晴れて行った。
暫くして、すべてを思い出した俺は身体から力が抜けて倒れると同時に右目に強い痛みを感じた。身体も熱い。
『うあ、うぐぁぁぁ』
という声にならないうめきをあげて俺の意識はブラックアウトした。