第3章 守りたいもの
1人のプレイヤーが剣を突き出し鎌を防いでくれていた
「1、2の3で鎌を弾いて突っ込むぞ?」
「分かった…」
男はカウントを始めた
「1…」
もそれにすかさず合わせた
「2の…」
グッと力を込める準備をした
「3!」
''ガキン,,と思いっきり鎌を上に上げた
「うおぉぉ」
一瞬のスキをついて2人で攻撃した
ものすごいダメージを与えたみたいでキラーマンティスのHPが勢い良く減少した
「よし!一旦離れろ!」
はキラーマンティスから離れ体制を立て直した
「これでも飲め!」
さっきのプレイヤーが俺に回復アイテムを渡してきた
「俺の名前はテツヤだ…」
「俺はだ」
「2人で鎌を防ごう」
「了解だ!」
俺のHPは満タンになりキラーマンティスのHPバーは残り1本で更に赤になった
「今あいつは動こうとしていない…今がチャンスじゃないのか?」
待てよ…何か様子が変だ…葵に前何か言われたような気がしたけど…
「おい!今が絶好のチャンスだ!」
剣を掲げてキラーマンティスに向かっていった
それに乗じて約半分のプレイヤーが後に続いた
「待て!テツヤ!」
思い出せ!葵に何て言われたんだ?
何か大事なことだったような…
「俺達の勝利は目前だ!」
動かないキラーマンティスの前で攻撃の準備をした