• テキストサイズ

もう1人のソロプレイヤー

第2章 家族の温もり


「キリト!」

赤髪の男は黒い剣士にそう言った
黒い剣士の名前はキリトと言うらしい
キリトは赤髪の男に何か丸いクリスタルを投げ

「それが蘇生アイテムだ…」

と言った
あれが蘇生アイテム…
俺が死んでも手に入れなきゃいけないアイテム…
は斧の持ち手を強く握った
赤髪の男は手渡された蘇生アイテムの効果を読んだ

「え〜なになに…対象のプレイヤーが………」







「10秒以内!?」

赤髪の男は驚いていた…驚いたのは俺も同じだった

「次にお前の前で死んだ奴に使ってやってくれ…」

とキリトは言った
これで決まってしまった…葵は蘇生不可能…
はそのまま見つからないよう家に帰った
死にたいと何度も思った
でも妹の…葵の願いが生きてというのだったら生きなくてはならない
妹の分も…そして現実に戻って母さんや父さんに会いにいく…




家に帰ると家の中が更に広く感じた
たかがゲーム…家の中で温度調節は自由だった
家の中は暖かいはずだった

「寒いな…」

何故か寒かった…温めてくれる人はもういない
は心の中で底知れぬ寒さに襲われた
/ 49ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp