第2章 家族の温もり
その日の晩
自分の部屋では情報屋が提供している新聞を読んだ
「第28層突破かぁ〜」
更に今回も犠牲者はゼロだそうだ
「速く最前線に立ちたいな」
そしてこのゲームを終わらせる
今の攻略組は血盟騎士団、青龍連合等の大きなギルドが中心になっている
やっぱりギルドは大事だよな…
"コンコン,,とドアがノックされた
「どうぞ〜」
開いたドアには葵が立っていた
「寝れないのか?」
「ううんそうじゃないの」
「少しお話したいなと思って」
ベッドに腰をかけた
「この髪の色どう?」
葵は何故か髪の色がピンクに変わっていた
「雑貨屋で安く売ってたんだ…」
「やっぱり似合わないかな…」
「ぜ…全然そんなことないぞ」
あまりの落ち込みようにすごく焦った
「むしろ全然似合ってるよ」
「本当?」
「嘘はつかないよ」
葵は元気を取り戻して顔が赤くなった