第2章 6月1日 神威(銀魂)生誕記念
「ねぇ、。今日で俺の世話係は終わりにしようか。」
「え?」
「母親ごっこは、もうしなくていいよ。」
突然の言葉に頭が働かない。
世話係じゃなくなったら、神威の傍に居る理由がなくなってしまう。
「神威…。私は、もういらないってこと?」
思わず泣きそうになってしまった。
こんなんじゃ、気持ちがバレバレだよ…。
「違うよ?これからは、世話役じゃなくて、俺の女として傍にいて欲しいんだよ。」
「え?…えぇーーー!!!」
「そんなに驚くこと?」
「だって、そんな、急に…///」
「いいじゃないか。今日は俺の誕生日なんだし。誕生日には、“プレゼント”ってゆう物が貰えるんだろ?」
「それって…」
「だから、俺はを貰うことにしたんだよ。不満なの?」
「神威……嬉しい///」
私の言葉に神威は笑顔で応えてくれた。
いつもよりも、優しい笑顔で。
そして、少し強引に私を抱きしめると…
「俺以外の男に惚れたら…殺しちゃうぞ♪」
いつもの笑みで静かに告げた。
神威以外の男なんてあり得ないけど、神威に殺されるのも、案外悪くないかも知れない。
なぁんて。
初めての感情が、私の中に生まれた。
------------おしまい------------