第2章 6月1日 神威(銀魂)生誕記念
食器を片付けて部屋に戻ると、神威はまだ着替えの途中だった。
「あ、ご、ごめん!」
「ん?」
神威は上半身裸のままで、目を丸くしてこちらをみてる。
「も、もう///恥ずかしいから、早く着替えちゃってよ///」
「あれ?どうしたの?顔赤いよ?」
「い、いいから!///」
『ふぅーん』と神威が怪しげな笑みを浮かべた。
こういう時は、大体イタズラを思いついている時。
「ねぇ、。こっち来てよ。」
「ちょ、何でよ!?」
「服着るの手伝ってよ(ニコッ)」
「…!?///」
恥ずかしがる私の手を、神威が自分に引き寄せる。
思ったよりも強く引っ張られたせいで、足が縺れて転びそうになった。
「おっと。」
受け止められたけど、おかげで裸の神威の胸にダイブしてしまった。
「いきなり抱きつくなんて、も大胆だね。」
「わ、わざとじゃないわよ!///」
「じゃあ、そのままこうして…」
「んッ…」
神威の唇が優しく触れた。
恥ずかしさの中、どこか嬉しい気持ちもあって、私の頬はさらに熱くなった。
「ハハ。、真っ赤だよ?」
「だって…///」
「あれ?初めてだったとか?」
「…もう///」
もちろん、初めてに決まってる。
『ファーストキスは、好きな人と』ってずっと夢見てきたんだもん。
好きな人…神威は私の気持ちに気づいてるのかな?