第15章 本気
相手のサーブになってから連続ポイントが続いた_
挽回しようと湊斗は必死でボールを繋げるが…
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日「あ!」
日向がレシーブしたボールはセッターが居る所とは逆の方に飛んで行った
大「カバー!!」
『ッ‼……龍!!』
走ってギリギリの所でボールに追いついた湊斗は田中にラストを託した
田「オラッ!!」
”バシッ”
”ピッ”
烏「「…ッシャ!!!」」
大「ナイス 田中!!」
田「アスッ!」
大「湊斗もナイスカバー!」
大地は、膝に手を置き下を向いている湊斗に声を掛けるが…
『…』
大「? 湊斗?」
不思議に思い大地は下を向いている湊斗の顔を覗き込むと
『…ッ大地……ち、力………呼んで……』
目をギュッと瞑り苦しそうな顔をしながら、弱弱しい声で答える湊斗_
大「ッ!? ま、待ってろ(; ・`д・´) 縁下!!」
縁「!? おすっ!!」
”ピー”
烏野 選手交代
in 3 縁下
out 7 時宮
縁下と交替した湊斗はゆっくりとベンチに戻る_
孝「湊斗!! 大丈夫か」
孝支は心配そうな顔をしながら湊斗に駆け寄る
『まぁ……なんとか、な……』
湊斗は孝支に支えられるようにしてベンチに座る
武「お疲れ様です 時宮くん」
『ありがとう武ちゃん』
武「あんなに凄いスパイクやサーブ初めて見ました!!それにレシーブも…」
孝「湊斗はウチで一番上手いですから」
『そんなことないべ//』
武「でも、勿体無いですね……時宮くんが試合に出れたら烏野はきっと……
はっΣ(゚Д゚) すみません僕……軽率な事を…('Д')」
『気持ちは嬉しいけど…こればっかりはな~ごめんなー武ちゃん(´・ω・`)』
孝「……湊斗…」
そして_
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”ピピーッ”
試合終了
烏野 25-23 青葉城西
セットカウント
烏野 2-1 青葉城西
勝者・・・・・
”烏野”
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及「あっれ~? 及川さんの出番はないの~?(´・ω・`)」
『あ~。あの、レシーブ苦手な1年(月島)を狙って殺人サーブ打って、同じ1年の小っちゃいやつ(日向)のブロードに反応出来なかった!…って奴だろ?』
及「そうだけど……ひ、酷い(ノД`)・゜・。」
『ドンマイww』