第26章 復活
”ピッ”
日向のスパイクが決まった_
田「ナイス日向!」
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東「………思うよ
何回ブロックにぶつかっても
もう一回打ちたいと思うよ」
西「_…それが聞ければ十分です」
”ピッ”
湊斗の笛で日向がサーブを打つ_
嶋「おっ とっ スマンカバー頼む!」
森「オーライ!」
嶋田が弾いたボールを森がカバーに入る…
森「そこのロン毛兄ちゃんラスト頼む!」
森が上げたボールを旭が打つが…
”ドガッ”
影山と月島のブロックに跳ね返され
ボールが床に着く寸前_
夕が掌を滑り込ませる
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厚さ約2㎝
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その”2㎝”がエースの命を
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”繋ぐ”
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『!?(上がった)』
嶋「うおお!! 上がった!!!」
森「ナイスフォローッ!!!」
西「(壁に跳ね返されたボールも
俺が繋いでみせるから
…だから)
だからもう一回
トスを呼んでくれ!! ”エース!!!” 」
『フォロー!!』
審判をしていた湊斗が叫ぶ_
孝「オーライ!!」
すぐさまボールの下に入った孝支だが
誰にトスを上げるか迷っていた…
孝「(もう一回レフトに上げて また旭が止められたら_)」
『孝支!!』
孝「!」
『もう一回!!! 決まるまで!!!』
湊斗が叫ぶも孝支は迷っているのか
バックにいる嶋田をチラ見する……
『レフト以外は、認めねーかr…(東「スガァーーッ!!!」
湊斗を遮り旭が大声で孝支を呼ぶ
東「もう一本!!!」
そして…
孝「旭…!!」
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ネットから少し離した高めのトス
旭が一番得意なトスを孝支は精一杯、丁寧に上げる_
”キュッ”
旭が助走をつけて跳ぶ!!
『イッケェええええ!!!!』
”ドガンッ”
旭が打ったスパイクは
影山と月島、田中の三枚ブロックを打ち抜いてコートに落ちた_
孝「ナイス旭っ!! 西谷もっ!!」
孝支が笑顔で二人の背中をタッチする
東「……お前らも……ナイストス……スガ 西谷も…ナイスレシーブ」
旭の言葉に孝支と夕が”ニッ”と笑顔になった
_そして
『旭っ!!』
審判台の手すりに足を掛けた湊斗は……
東「えっ!? ちょっ……まっ!!、湊斗!?……」