第3章 心配…
孝史side
「……澤村君……ちょっといいかな……」
物凄く黒いオーラに包まれてる教頭先生に呼ばれる大地…
「……………はい」
(大地……なんか顔青いべ…)
体育館を出る直前、大地が俺の方を見て
「スガ、湊斗は部室だから…(頼む)」
「っ…!?」
それだけ言うと大地は体育館を出て行った
(湊斗……)
「悪い田中! 俺ちょっと行ってくる‼」
「え、スガさん!?」
俺は心配になって急いで部室に戻った
「また倒れたりしてなきゃ良いんだけど…」
走りながら頭に浮かんだのは、先月の”あの”試合…
俺はもうお前のあんな姿見たくないよ……湊斗……
end