第3章 心配…
湊斗side
ここでちょっとだけ俺の話をしようかな?
俺の親は元々バレー関係者でしかも結構名の知れた人たちでさ、3つ上の姉ちゃんも小学ん時からバレーのJr.選抜(?)とかよく選ばれる凄い選手…
それに比べて、俺は生まれつき心臓が弱くて小学生までは運動するのを禁止されていた。 それでも運動が…バレーがしたくて俺は、親の目を盗んでは壁練とかしてさ、
(よく発作を起こして倒れてたっけ?w)
中学に上がる時に俺は、主治医の先生に頼み込んで「毎日発作を抑える薬を飲む事」と「毎月、必ず定期検診を受ける事」の条件付きで許しを貰った
(ま、条件守ってもどんなに調子良くてもせーぜー1セット位しかまともに動けねーん…だけ、どっ‼……)
ドクンッ
(あー なんか、ヤバい……ちょっと…息、苦しく…なって…きた、…かも……)
『こ、んな…身体…けどっ……俺、……もっと……バレー……してたい……な、ッ……』
そこで俺の意識が途絶え、閉じた目からは涙が一滴零れた
end