第1章 honey * one
「…よぉ諏訪部、終了式振りだなぁ…?」
「おやおや宮地クン、君もC組だったの?死ぬほど嬉しいわ。」
「はっはー、なら死んでこーい。」
「うん、いつか死ぬから待っててねー。」
「うわ、やっぱお前最高にウゼぇ…。」
「そっか、それ最高の褒め言葉だよ、有り難う!」
始業式が終わり、自分のクラスへと向かうや否や、宮地がドス黒い笑みを浮かべて憎たらしい口調で話しかけてきた。
勿論最初は私も笑顔で、そして落ち着いた口調で返すようにしている。
だが…
「お前みてぇな性格悪い女初めて見たわ!」
「はぁ?あんたそれ私に言えるの!?」
「っせぇな馬鹿!」
「あらら図星ー?」
…このように、感情的になってしまう。
この後担任に二人揃って叱られたのは、また別の話。