第25章 ラッキー☆アクション
そんなこんなで私達は遊園地へと着いた。
緑間くんは何やらあの本を読んでいた。
緑間「…お、おい!」
緑間くんは意を決したようにコチラを見た。
るり「は、はい?」
緑間「えっと…手を繋いでくれないか?」
るり「…え?手?」
緑間「う、うむ。」
るり「えっと…それがラッキーアクション?」
緑間「…う、うん。」
緑間くんは何故か凄く目を逸らした。
るり「…わかった!ちょっと照れるけど、繋ごう!」
そうして、私と緑間くんは手を繋いだ。
繋いだ緑間くんの手はすごく熱かった。
ラッキーアクションのためとはいえ…
なんだかすごくドキドキしてしまう。
ドキドキして緑間くんの顔を見れないけど…
一体どんな顔してるのかな。
相変わらず、いつもみたいにポーカーフェイスなのかなぁ。
あぁ、一人でドキドキしちゃって恥ずかしいよぉ。
そんな事を考えて私はうつむいてしまった。