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脹相と恋愛〜大人〜

第21章 もう少しだけ続けたい※



頭をかち割られた気分だった。

「……もう少ししよ?」

小さな声でそう言われて、脹相はぴたりと動きを止めた。

もう少し、という言葉の意味は分かっている。

けれど、すぐには返事ができなかった。

――もう少し、だと?

胸の奥が、妙に騒がしい。

さっきまで触れていた感触が、まだはっきりと残っている。
それだけでも十分、心臓が落ち着かないというのに。

「……そんなに急ぐことはない」

ようやく絞り出した声は、自分でも分かるほど低かった。

「少しだけ…だめ?」

相手が恥ずかしそうに首を傾げる。

その仕草を見た瞬間、脹相は視線を逸らした。

困った。

本当に困る。

どれくらいならいいのか。
どこまで応えれば相手が満足するのか。
そんなことは、何ひとつ分からない。

ただ――

「……そうか」

もう一度、顔を戻す。

目の前にいる相手が、自分を求めてくれている。

その事実だけは、どうしようもなく嬉しかった。


「少しだけだからな」

「うん」

「優しくするが、痛かったらすぐに言うんだぞ」

「うん」


終わらせなくてはと思う自分と、もっと、と思ってしまう自分がいる。

「……欲張りだな」

そう呟きながらも、声には咎める色など少しもなかった。

むしろ、ほんの少しだけ笑っていた。


そして脹相は、今度は離れる時間を惜しむように、もう一度そっと唇を重ねた。

――これでいいのか。

――これで、お前は安心するのか。

そんなことを考えながら、腕の中の温もりを確かめる。 

「触るぞ?」

「うん」


こんなに頬を染めながら、一生懸命俺を受け入れる準備をしたいと言われたら、俺はどうすればいい。


「ひゃぁっ…」

すでにトロトロと溢れ出した愛液を指でそこに擦り付けてなぞる。

きっと受けたことのない快感が〇〇を襲うだろうと、
自分自身がそれを起こさせているくせに思っていた。


「んぁっ」


「あっ…」


「んぅ」

くちゅんくちゅんと溢れ出るそれは、
さらに深みへと誘い、彼女の体をこじ開けようとする。


「入る…かなぁ?」

「いや、今日は無理だろう」

「え…そう、なの?」

「ひゃっ…ん」
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