• テキストサイズ

脹相と恋愛〜大人〜

第1章 告白


「……脹相」

「ん?」

「これからも、いっぱい触れていいよ」

その瞬間、彼が少しだけ目を見開く。

「……本当に?」

「うん」

脹相はしばらく私を見つめていた。

そして、今までで一番嬉しそうに笑った。

「……分かった」

繋いだ手を、もう一度しっかり握る。

「大切にする」

その言葉は、告白のときと同じだった。

けれど今度は、約束のように聞こえた。

長い間、胸の奥にしまっていた想いを。

これからは隠さなくていい。

手を繋ぐことも。

頭を撫でることも。

隣にいることも。

全部、「好きな人」として。

脹相はその夜、いつもより少しだけ長く私の手を握っていた。
/ 57ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp