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脹相と恋愛〜大人〜

第14章 寝ている脹相にキスしたくなる


夜中。

 隣で眠っている脹相の寝息を聞きながら、私はなかなか眠れずにいた。

 付き合ってから何度目か一緒に眠る夜。

 すぐ隣に好きな人がいるというだけで、妙に意識してしまう。

 ふと、脹相の顔を見る。

「……」

 眠っている。

 穏やかな寝顔。

 いつもなら少し近づくだけでも緊張するのに、今は暗闇の中。

 私はそっと身を寄せた。

 そして――

 頬に、ちゅ、と軽くキスをする。

 反応はない。

「……寝てる」

 小さく呟く。

 もう一度。

 今度は額に。

 そして、少し迷ってから唇に。

 ほんの一瞬だけ。

 離れる。

 ……何だか、もう一度したくなった。

 私はまた唇を重ねる。

 短く、軽く。

 そして離れる。

「……ふふ」

 自分でも何をしているんだろうと思う。

 でも、脹相が眠っていると思うと、いつもより大胆になれた。

 もう一度。

 今度は少しだけ長く。

 
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