第9章 友達に恋愛のお守りもらった
「脹相?」
「……どうしたものか」
「何が?」
「いや……」
脹相は袋を見つめる。
そして、ため息。
「……お前の友人は、随分と大胆だな」
「そう?」
「ああ」
「でも、お守りって言ってたよ?」
「……まあ、ある意味では間違っていない」
「?」
ますます分からない。
「開けても大丈夫かな?」
「……いや」
脹相が即座に止める。
「ここで開けなくていい」
「どうして?」
「俺が説明に困るからだ」
「脹相が?」
「ああ」
珍しく、本当に困っている。
頬も少し赤い。
「……どういうものなの?」
「それは……」
脹相が天井を見る。
「恋人同士が、互いを大切にするために使うものだ」
「へえ」
「……」
「じゃあ、本当にお守りなんだ」
「そういう理解でいい」
脹相はそれ以上言わなかった。